「スキズの末っ子・アイエンって、なんか人気ない?」。そんな声を見かけたことがある人、けっこういるんじゃないでしょうか。
ファンの間でも長年「アイエンはもっと評価されるべき」「もっと注目してほしい」という意見が繰り返し出てきているんですよね。
ただ、実際に人気がないのかっていうと、そう単純に断言できなくて。
いくつかの要因が複雑に絡み合っているみたいなんです。この記事ではアイエンが「人気ない」と言われがちな理由を、できるだけ丁寧にひも解いていきます。
歌割(パート)が少ない問題
「ボーカルラチャなのに…」という不満
「アイエンの人気がなかなか上がらない理由は?」という問いに対して、ファンから最も多く返ってくる答えが歌割の少なさです 。
2023年のカムバック「ROCK STAR」のタイトル曲「LALALALA」ではアイエンのパートがわずか約10秒程度にとどまっているということが判明して、X(旧Twitter)では「Justice for I.N」がトレンド入りするほどの騒ぎになりました 。
ファンが事務所JYPへの不満を声に上げるほどの事態にまで発展したのは、なかなか衝撃でしたね。
アルバム全体では均等なのにタイトル曲での露出が課題
ところが同アルバム「ROCK-STAR」の収録曲「Blind Spot」ではアイエンが全体の11.6%のラインを担当していて、「5-STAR」収録の「Mixtape: Time Out」に至っては全メンバー中1位となる18%ものパートを持っているんです 。
つまりアルバム全体でみれば必ずしも少ないわけじゃないんですけど、問題はタイトル曲やリード曲での露出なんですよね。
カムバックのたびに「今回のアイエンのパートどこ…」ってなりがちで、そのたびにSNSで話題になるのが定番になってしまっている感じがします 。
「ボーカルラチャ(ボーカル担当メンバー)と呼ばれているのに、なぜこんなに歌割が少ないのか」という指摘は、ファンコミュニティでずっと根強く残っているテーマのひとつ 。
個人的にもアイエンの伸びやかな声質を聴くたびに「もっとたくさん歌ってほしいな」って思うので、この不満はすごく共感できるんですよね。
「末っ子イメージ」への固定化
マンネオントップの象徴でもあるけれど
アイエンはK-POPシーンでも有名な「マンネオントップ」の代表格として知られていて、実際にバンチャン・チャンビンとの3人楽曲「마넨온탑(Maknae on Top)」もリリースされています 。
Whosfanというグローバルファンプラットフォームの「最強マンネは誰?」という投票でも45.53%の得票率で1位を獲得するほど、末っ子としての存在感は絶大です 。
「可愛い系」キャラクターの壁
ただ、こうした「愛されマンネ」「可愛い末っ子」という固定イメージが、逆に人気の広がりを妨げている側面もあるみたいで。
K-POPのファン心理って、カリスマ性とか色気とか個性的なステージングに惹きつけられる人が多いじゃないですか。
「可愛い・純粋」というキャラクターはもちろん好意的に受け入れられているんですけど、強烈なビジュアルインパクトやパフォーマンスで刺さる、というタイプとは少し違うのかもしれません 。
海外のファンコミュニティ(Redditなど)でも、「パフォーマンスやバラエティでのキリングパートが少ない」という声が見受けられて、
歌もダンスも普通にうまいにもかかわらず「記憶に残るシーン」が他のメンバーと比べると少ないと感じている人がいるのも事実みたいです 。
他メンバーとの個性の競合
強烈な個性を持つメンバーたちとの相対的な差
これ、けっこう重要なポイントだと思っているんですが、スキズのメンバーはそれぞれ本当に強烈な個性を持っていて、それがアイエンの存在感を相対的に薄めてしまう構造的な問題があります 。
| メンバー | 強みとなる個性 |
|---|---|
| ヒョンジン | 圧倒的なビジュアルとアート性で国内外から強い支持 |
| フィリックス | 独特の低音ボイスと中性的ルックスで海外で爆発的人気、各種ランキング上位常連 |
| バンチャン | リーダー兼プロデューサーとしての信頼感、ファンとの近い距離感 |
| チャンビン | ラップ・作詞作曲での強烈な個性 |
「スルメ系」の魅力はじわじわ伝わるタイプ
こうした「明確なフック」を持つメンバーが揃っているグループにおいて、アイエンの魅力はどちらかというとじんわりと心に染み込んでいくタイプなんですよね。
一度見ただけではなかなか刺さりにくいと感じる人がいるのも、ちょっと分かる気がします 。
でもだからこそ、一度ハマるとめちゃくちゃ好きになるという人も多いようで、これはある意味「スルメ系アイドル」の宿命なのかもしれません。
国際ファンとのコミュニケーションの壁
英語力と海外露出の差が生む距離感
これはアイエン固有の問題というより構造的な話でもあるんですが、英語力や海外向けコンテンツでの露出の差も人気の差に影響していると言われています。
バンチャンはオーストラリア出身で英語が堪能なため海外ファンとの距離感がかなり近く、フィリックスも英語でのコミュニケーションが得意です 。
一方でアイエンは韓国語がメインなので、字幕なしには細かい言葉のニュアンスが届きにくい面も。
インタビューやVLOGで笑いを取ったり豊かな感情表現を見せていても、言語の壁によって海外ファンへの伝わりやすさが変わってしまうことがある。これを指摘するファンも少なくないんですよね 。
実際、個人的にもコンテンツで「あーこの面白さ、字幕がないと伝わらないよなあ」と感じることがあって、ちょっともったいないなと思ってしまいます。
実際の人気は「ない」とは言い切れない
データで見るアイエンの存在感
ここまで「人気ない」と言われる理由を見てきましたが、実際のデータを確認すると必ずしも人気がないわけではないことがわかります 。
- Instagramフォロワー数は約1090万人
- K-POP Aminoの投票では全メンバー中1位
- Whosfanの「最強マンネ投票」では45.53%の圧倒的得票で1位
- 日本の人気順ランキングでは4〜6位圏内に入ることが多い
- 2024年の調査では日本の人気ランキングで3位を記録したデータも
「嫌われているわけではない」という実態
ファンコミュニティの声としては「スキズはOT8(全員推し)が多くて、みんなアイエンのことが大好き」という意見も根強くあります。
「嫌いなファンがいるというより、他のメンバーと比べたときに相対的に目立ちにくい」という表現のほうが実態に近いかもしれませんね 。
グループ全体の構造的な背景
海外では絶大な人気、でも韓国国内では…
アイエン個人の話だけじゃなくて、スキズ自体が韓国国内での大衆的な人気において苦戦してきた、という背景もあります。
スキズは海外(とくにアメリカや日本)では圧倒的な人気を誇りBillboard 200で複数回1位を達成していますが 、韓国国内のチャートでは一般層への浸透がいまひとつ弱いと長年言われてきました。
グループの課題がメンバー個々の認知度にも影響
グループ全体が「コアファン向けのカルトな人気」を持ちつつも大衆的な広がりが弱い状況では、当然メンバー個々の認知度も上がりにくくなりますよね。
アイエンが「人気ない」と感じられる理由の一部にはこうしたグループ全体の構造的な課題も関係しているんじゃないかと思います 。
近年の変化と今後
「愛されマンネ」から脱皮しつつある
ただ、アイエン本人はここ数年で目に見えて進化を遂げているんです。
2023年に韓国で放送された「ライブショー リムジンサービス」に単独出演して、これまでの「愛されマンネ」イメージとは少し違う、素の表情や成熟した側面を見せたことが話題になりました 。
雑誌表紙で見せた「新しいアイエン」
そして2024年末には韓国の雑誌『DAZED KOREA』2025年1月号の表紙を飾り、これまでとは打って変わったワイルドでクールな魅力を全開にして、ファンをかなり驚かせてくれました 。
笑顔を封印したシャープな表情は本当にかっこよくて、「え、こんな顔もできるの!?」ってときめいた人も多かったんじゃないでしょうか。
さらに2025年12月には『COSMOPOLITAN KOREA』の表紙も飾り、高級ジュエリーブランドDamianiのアンバサダーとしての洗練されたビジュアルが話題を呼びました 。
ファンの評価も少しずつ変わりはじめている
こうした動きを受けて「アイエンは成長している」「最近ようやく注目され始めた」という声もファンの間で増えてきていて 、もはや単純に「人気ない」で片付けられるフェーズは終わりつつあるんじゃないかと感じています。
結局のところ、アイエンへの「人気ない」評価は、歌割・スクリーンタイムの少なさ、強い末っ子イメージへの固定化、個性豊かなメンバーたちとの相対的な存在感の差、そして言語の壁が複合的に絡み合った結果なんですよね 。
実際のデータを見れば十分な人気と愛情を集めているのは明らかで、「人気がない」というより「グループ内で相対的に目立ちにくいポジションにいる」という表現の方が実態に近いかもしれません 。
じわじわと存在感を増してきている今のアイエンから、今後も目が離せないですね。
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