THE BOYZのニューがミュージカルで歌唱力を酷評される アイドルの舞台挑戦に広がる賛否

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ミュージカル界に踏み込んだKポップアイドルが厳しい洗礼を受けました。

THE BOYZのニュー(New)がフランスの名作ミュージカル『ロミオとジュリエット』のロミオ役として韓国ステージに立ち、一部観客から手厳しい批判を受けています。

2026年4月11日、X(旧Twitter)に投稿されたレビューが拡散してファンと批判派の間で激しい議論が続いている状況です。

目次

ニューとは?ミュージカル初出演の背景

今回の騒動を理解するにはまずニューがどんな文脈でこの舞台に立ったのかを知っておく必要があります。

THE BOYZとニューのプロフィール

THE BOYZは2017年デビューの4世代ボーイグループ。ニューはそのメンバーのひとりで、グループ内でもビジュアルとパフォーマンス面で注目されてきた存在です。

ただ、今回のミュージカルはニューにとって初めての舞台出演でした。

今回の公演の規模と位置づけ

2026年3月24日にソウルのKEPCOアートセンターで開幕したこのミュージカル。ニューはシェイクスピアの悲劇を原作とするロミオ役を演じています。

フランス発のこのミュージカルは2001年のパリ初演時に1年間売り切れを記録し、ヨーロッパ全土で500万人以上の観客を動員した実績を持ちます。格の高い作品への初挑戦。

それがそもそものプレッシャーでもあったはずです。

今回の公演はキャストの顔ぶれが異例で過去の上演では任太京(イム・テギョン)、申成録(シン・ソンロク)ら実力派ミュージカル俳優が主役を務めていましたが

今回はN.FLYINGのユ・フェスン、THE BOYZのニュー、CRAVITYのウビンとアイドル色の強いキャスティングになっています。

公演前からすでに「賛否両論」と報じられていました。

何が批判されたの?ネットに広がった辛口レビュー

4月11日の公演後、批判的な感想がSNSに一気に投稿されました。具体的にどんな内容だったのか、整理してみます。

指摘された技術的な問題点

韓国語の投稿を意訳すると主な批判はこの3点に集約されます。

あごでビブラートをかけるやつがミュージカルの主役…? 発声も呼吸法も全然ダメ、よくお金取れるな

カーテンコールを観てきたけど、ものすごく残念だった。THE BOYZの名前を外して活動してくれ」

ベテランミュージカル俳優の中に小学生がナマ声で歌ってるみたいな状態。共鳴が全くない。ボイトレからやり直した方がいい

個人的にはかなり辛辣だなと感じました。ただ指摘されている点はミュージカル声楽では基礎中の基礎なので、批判する側に一定の根拠があるのも事実です。

カーテンコール後の反応

さらに厳しかったのがカーテンコール後のコメントで、「THE BOYZの名前を外して活動してくれ」「ボイトレからやり直した方がいい」といった声も出ていました。

ここまでくると批評というより中傷に近い部分もあってちょっと複雑な気持ちになります。

アイドルとミュージカル俳優、何がそんなに違うのか

ここが今回の騒動の核心だと思うんですがKポップアイドルとミュージカルのレガシーキャストではそもそも求められる発声技術がかなり異なります。

マイク依存のアイドル歌唱 vs 生声で飛ばすミュージカル声楽

アイドルの歌唱はマイクとPA(音響機材)に依存する前提で成立しています。コンサートやTV収録では機材が声を補正・増幅してくれるわけです。

一方ミュージカルの舞台声楽は「共鳴と投射」が命。

大ホールの隅々まで声を届かせるために胸や頭の空洞を使って声を「飛ばす」技術が絶対に必要です。

ビブラートも装飾ではなく、声を安定させながら遠くまで届けるための技術的な手段でもあります。

初ミュージカルで実力派俳優との共演という難条件

ロミオ役はほぼ全編にわたってソロやアンサンブルをこなす必要があり、共演のジュリエット役には『オペラ座の怪人』などに出演してきた実力派ミュージカル女優が名を連ねています。

初舞台でそのギャップに放り込まれたのだから、余計に差が際立ってしまったのかもしれません。

「チケットパワー」先行のキャスティング その構造的な問題

実は公演前の時点でこの炎上はある程度予測されていました。

アイドル起用が常態化した韓国ミュージカル市場

ここ数年の韓国ミュージカル市場では動員力を期待してアイドルを起用するキャスティング戦略が一般化しています。

チケット代は1公演あたり平均15〜20万ウォン前後と高額で制作会社としても集客の確実性を優先したい事情があります。

完売したのは1キャストだけという現実

チケットパワーを見込んだキャスティング戦略という見方は多く、公演前時点でチケットが完売したのは「Mr.トロット」出身のキム・ヒジェの回のみだったと報じられています。

ファン向けのスター性と観劇文化における実力評価はやはり別の話。もっともこの構造はニューだけの問題ではなく、韓国ミュージカル業界全体が抱えるジレンマとも言えそうです。

ファンと批判派、それぞれの言い分

批判に対してニューのファンからは当然ながら擁護の声も上がっています。

擁護派の主な主張

初ミュージカルなのだから成長過程として当然

実際に観た人の感想は全然違う

同じ公演でも観る席によって音の届き方は全く変わる

といったコメントが多数見られます。

肌感で言うとこういう炎上の多くは「実際に観た人」よりも「SNSで流れてきた批判を読んだだけの人」が多くを占めているケースが少なくない気がします。あくまで仮説ですが。

この炎上が持つもうひとつの文脈

実はニューをめぐってはミュージカル以外にもきな臭い背景があります。

2026年2月10日付で、THE BOYZのニューを除く9名のメンバーが所属事務所との契約を正式に終了したと発表されており、ニューの契約状況は未確認のままです。

グループの解散騒動と時期が重なるだけに批判の一部にはそうした感情的な背景も混じっている可能性がある、とは感じています。

まとめ

  • THE BOYZのニューがミュージカル初挑戦で歌唱力への批判を受けた
  • 指摘はビブラート技術・発声・共鳴という舞台声楽の基礎的な要素
  • アイドル歌唱とミュージカル声楽はそもそも技術的な前提が異なる
  • 「チケットパワー」優先のキャスティング構造は韓国ミュージカル市場全体の課題でもある
  • グループ契約問題と重なるタイミングが、炎上の規模を大きくした可能性がある

今回の炎上に興味を持ったならYouTubeで2009年版の韓国公演映像を観てみてください。プロのミュージカル俳優の発声と今回の批判がどうリンクするのか、自分の耳で確かめるのが一番です。

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