この記事を読めば緑黄色社会のギタリスト・小林壱誓(こばやしいっせい)さんのプロフィールから音楽的な魅力、バンド内での役割まで、まるごと知ることができます。
「リョクシャカが気になり始めた」
「小林壱誓ってどういう人?」
と思ってここまで来てくれたあなたに正直に言います。
私も最初はイケメンギタリストという印象しかなかったんですよね。
でも調べれば調べるほど、この人ってかなりレイヤーが多くて、あ、もったいなかったなと思ったんです。
ギタリストとしてだけでなく作詞家、コーラス担当、そしてバンドを内側から支えるキーパーソンという顔を持っています。
知れば知るほどリョクシャカへの見方が変わる存在です。
小林壱誓の基本プロフィール
まずは基本情報から。プロフィールを表にまとめてみました。
基礎データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 小林壱誓(こばやしいっせい) |
| 生年月日 | 1996年2月11日 |
| 年齢 | 30歳 |
| 出身地 | 愛知県 |
| 担当 | ギター・コーラス |
| 特技 | ジャズダンス・クラシックバレエ |
| 所属事務所 | SML Management |
実家がジャズダンス教室!バレエ歴が長すぎた
ここが個人的にいちばん気になったポイントです。長すぎる。
小林さんの実家はジャズダンス教室を経営していてお母さんがダンスの先生なんです。
ジャズダンスの基礎としてクラシックバレエも習っていたそうで、なんと4歳から大学4年生まで続けていたことを2026年3月の試写会で本人が明かしています。
単純計算でほぼ20年ですよ。おなじイベントに出席していたベースの穴見真吾さんも実家がバレエ教室で幼少期から習っていたと告白していて、会場がざわついたそうなんですがそりゃざわつくよなと思いました。
バンドマンのプロフィールを調べてて「バレエ歴20年」が出てくるとは想定外で正直驚きました。
ちなみにフェンダーのインタビューでも、穴見さんが
「小林のリズム感が羨ましくて。ダンスで培ったからなのか、2拍4拍のアプローチが意識せずに深いところまで行けるんですよ」
と語っています。
つまりバレエとジャズダンスがギタリストとしての身体的なグルーヴに直結しているということで、これは確かに他のギタリストにはなかなかない強みかもしれません。
ボーカル志望からギタリストへ転身
もうひとつ、知ると「へえ」となる話があります。
小林さんは高校の軽音楽部に入部した当初、ボーカル志望だったんですよね。でも同じ高校の同級生・長屋晴子さんも同じくボーカル志望だったのでギターへ転向したという経緯があります。
もし当時ボーカルの座を争っていたら、今のリョクシャカは存在していなかったかもしれない。
バンドの歴史ってけっこうこういう「偶然の連続」でできていますよね。
これはあくまで私の想像ですが、ういう運命的な役割分担がバンドの結束を生んでいるような気もしています。
ギタリストとしての魅力と機材へのこだわり
「なんとなくかっこいいギター弾いてる人」という認識だった私ですが、機材の話を掘っていったら思ったより深くてびっくりしました。
赤いテレキャスとの長いつき合い
小林さんのメインギターはフェンダーのAmerican Professional Telecaster(赤)です。
ライブもレコーディングも、基本的にこの1本を愛用していて、本人いわく「めちゃくちゃ汎用性が高いギター」。
実は最初からフェンダー派だったわけでもなくて、バズマザーズという別のバンドのギタリストが赤いテレキャスを弾いているのを見て「いつか買いたい」と思ったのがきっかけらしいです。
2025年のフェンダーインタビューでもそのテレキャスについて
「歪ませた時のギラつき方はすごく気に入っているんですけど、いい意味でやんちゃなんですよ。そこをどう右手で制御するかというところも含めて、長い付き合いなので自分が一番理解している」
と語ってい、なんか、楽器との関係性が人間みたいだなと感じました。
ピックアップのポジションはセンターを多用しつつ、乾いた音色が欲しいときはリアを選択するというこだわりも持っています。
「テレキャスはキラッとした部分を出しやすい楽器だけどちゃんとローもついてくる。
目立ちたいギタリストにいいんじゃないですかね」というコメントもあって、その発言、めちゃくちゃ本人に合ってるなと思いました。
ギタリスト視点の音楽の聴き方が深すぎる
小林さんがラジオで他アーティストの楽曲をレコメンドする企画があるんですが、この語り口がけっこう好きです。
mol-74の楽曲について
「この曲、サビに入るまでリードギターが我慢してるんですよね。それがすごいなと思います。僕だったらAメロの折り返しぐらいでピロ~ンとかぶちかましたくなっちゃうんですけど、それを我慢してサビで空間を広げるためにギターを使ってくるというのが素敵だなと。僕も我慢を覚えようと思いました」
と語っています。
自分の衝動まで正直に話してくれるこのスタンス、個人的にすごく好きです。
優里さんの楽曲については
「アコースティックギターの箱鳴りする音に対して、わざとらしいほどのエディット感で休符部分をしっかり無音にする編集がめちゃくちゃイケてる」
と言い切っていてギタリストとしての解像度の高さを感じます。音楽の聴き方がとにかく細かい。

作詞家・小林壱誓の言葉の世界
ここは意外と知られていない部分だと思っていて調べてて「そうなんだ!」となった話です。
リョクシャカ楽曲の約4分の1を手がける
緑黄色社会はメンバー全員が作曲に関わり、作詞は長屋晴子さん、小林壱誓さん、穴見真吾さんの3人が担当するというスタイルを持っています。
リアルサウンドの分析によるとリリースされた楽曲の約4分の1ほどが小林さんの作詞曲で、「LITMUS」「陽はまた昇るから」といったシングルやタイアップ曲も多く含まれています。
4分の1って聞くと「あ、そこそこ多いんだな」と思いませんか。しかも目立つタイアップが多いので、知らず知らずのうちに小林さんの書いた歌詞を聴いている人はかなり多いはずです。

「人が目を伏せたくなる場所に光を当てる」という作詞観
これが個人的にいちばん印象に残った発言です。
小林さんは自身の作詞スタンスについて
「人が目を伏せたくなるようなところに光を当てて曲を作りたいっていう思いが自分の中にずっとあるんです」
と語っています。
このコメントを読んだとき、なんかすごく腑に落ちたというか。確かに小林さんが書く歌詞って、明るい一言では終わらない、ちょっとした翳りや複雑さがあるんですよね。
2022年の映画『クレヨンしんちゃんもののけニンジャ珍風伝』主題歌「陽はまた昇るから」を作詞した際にも、「辛い経験もいつかは思い出になる」というテーマを丁寧な言葉で描いています。
クレヨンしんちゃんの主題歌でそのテーマを真剣に書ける人ってわりと稀有な気がします。
映画を3回観てから曲を書いた話
映画『初恋ロスタイム』の主題歌「想い人」を作曲した際のエピソードも印象的で。
小林さんは
「曲を書くにあたって3回フルで映画を観たんですが、1回目に観たときと3回目では印象が変わって。最初は若い男女の淡い恋愛だとざっくり見えていたけど、3回目ではもっと深いところに真理があるような気がした」
と語っています。
3回観るって当然ではないと思うんですけどね。そこにかける誠実さが、作品に宿っているのかもしれないと感じます。
ちなみに彼は「バラードを作るのが得意」とも明言していて自己分析も割と正確そうです。
映画『初恋ロスタイム』の監督、河合勇人さんと、長屋・小林が対談させていただきました。
— 緑黄色社会 (@ryokushaka) September 19, 2019
主題歌「想い人」のことから映画のことまで、読み応えのある内容になっていますので、ぜひチェックしてみてください。https://t.co/MvM2SRHbz1#初恋ロスタイム #緑黄色社会#河合勇人 #想い人
バンドの「調整役」としての顔
リョクシャカには明確なリーダーが存在しないバンドで、4人それぞれが自律的に動くスタイルです。
そのなかで小林さんはどういう立ち位置なのかこれはあくまで私の考えでしかないのですが、インタビューを読んでいると「自分を客観視しながらバンドの空気を整える人」という印象があります。
「言い方を考えるようにした」という成長
ananan webのインタビューで小林さんは
「思ったことをすぐ口に出すところがあるけど、最近はちゃんと考えてから意見を言うようにしている。どういう言い方をしたら伝わりやすいかが大事」
と語っています。
この自己開示の仕方が、なんか正直でいいなと思うんですよね。
「昔は勢いで言いすぎてた」という反省を自分で言える人ってバンド内の信頼関係を積み上げるのが上手なんじゃないかと感じます。

「国民的な存在」という言葉を口にできる強さ
2023年のJ-WAVEのインタビューで小林さんは緑黄色社会について「国民的な存在を目指す」と語っています。
これ、聞き方によっては大きな言葉に聞こえるかもしれないんですけど、現状を考えると決してただの夢物語でもなくて。
「Mela!」のストリーミング再生数は2億回を超えていて、NHK紅白歌合戦には2022年に初出場し、2024年末には3年連続3回目の出場を果たしています。
高校の軽音部から始まって、10年以上かけてここまで来た。
その道のりを「言葉にして目標にする」強さが小林さんにはあるんだろうなと思っています。

2024年に結婚を発表!プライベートの近況
穴見さんと同日に電撃発表😲
2024年2月3日、小林壱誓さんとベースの穴見真吾さんが同じ日、それぞれの結婚を公式サイトで発表しました。小林さんの相手は一般女性で、結婚報告のコメントが
「日本の、そして世界の安寧を心から願って、かけがえのない人との日々を大切に生きていきたいと思います」
というものでした。
正直、結婚報告のコメントにしてはスケールが大きいなというのが第一印象です(笑)。でも続けて
「皆様への感謝を伝える手段は音楽だと思っています。これからも感謝と愛を胸に、全力で音楽活動を続けていく所存です」
という言葉もあって、音楽への向き合い方が一切ぶれていないことが伝わります。
それに公私ともにこれだけ言葉を大切にする人なんだなというのも、改めて感じたコメントでした。

まとめ 小林壱誓の魅力はここにある
- 生年月日は1996年2月11日、愛知県出身のギター・コーラス担当
- 実家がジャズダンス教室で4歳から大学4年生までバレエを習っていたという異色のバックボーン
- 入部当初はボーカル志望だったが長屋さんとかぶりギターに転向した経緯がある
- 「陽はまた昇るから」「LITMUS」など、リョクシャカ楽曲の約4分の1を作詞
- 「人が目を伏せたくなる場所に光を当てたい」という作詞の根っこがある
- バレエで培ったリズム感がギタープレイにも影響していると穴見さんが証言
- 2024年2月に一般女性と結婚、「全力で音楽活動を続ける」と明言
- 「Mela!」は2億回再生突破、紅白歌合戦3年連続出場を果たした
小林壱誓さんは「ビジュアルのいいギタリスト」という言葉に収まらない、言葉と音と身体感覚を全部持ち合わせているアーティストです。
次にリョクシャカの曲を聴くときは、ギターラインと歌詞の言葉選びを意識してみてください。きっとまた違う景色が見えてくるはずです。
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