KiiiKiii(キキ)「404(New Era)」の意味を解説 楽曲の基本情報

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「404」ってふつうはネット上の失敗のコードですよね。でもKiiiKiiiはそれを自分たちの新時代の名前にしてしまった。

この曲を初めて聴いたとき、タイトルの意味をちゃんと理解してから聴き直したら、けっこう印象が変わったんですよ。

歌詞の細かいところまで調べてみたら思った以上に概念が丁寧に積み重なってて、「あ、これはただのキャッチーな曲じゃないな」と感じました。

というわけで、「404 (New Era)」について自分なりに掘り下げてみます。

目次

「404」って何のこと?

まず前提の話から。

「404 Not Found」とはWebサーバーがリクエストされたURLのページを見つけられないときに返すHTTPステータスコードのこと。

ブラウザで存在しないページにアクセスしようとすると出てくる、あのエラーです。

日常的にインターネットを使っていれば、絶対に一度は見たことあるはずで、「あ、ページないじゃん」ってなるやつ。

要するに不在・不存在・認識不能を意味するコードなんですよね。

ところがKiiiKiiiはそれを「失敗」として使わなかった。

システム上に存在を確認できない=枠に収まらない自由な存在」という意味に完全にひっくり返してる。

この発想の転換がこの曲の全体を支える骨格になっています。

楽曲の基本情報

2026年1月26日、STARSHIPエンターテインメントからリリースされた2ndミニアルバム「Delulu Pack」のタイトル曲です。

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項目詳細
リリース日2026年1月26日
収録アルバム2nd EP「Delulu Pack」
所属事務所STARSHIPエンターテインメント
作詞Omega Sapien(Balming Tiger)
作曲Hayden Chapman, Greg Bonnick, Ellen Berg, Moa Cazzi Opeia Carlebecker
編曲・プロデュースLDN Noise
ジャンルUKガラージハウス

アルバム全体の収録曲は「Delulu」「404 (New Era)」「UNDERDOGS」「MUNGNYANG」「Dizzy」「To Me From Me (Prod. TABLO)」の6曲で前作とはガラッとサウンドの方向性を変えてきた印象。

ハウス系のビートを軸にしたクラブサウンドへの転換は個人的にはかなりアガりました。

「404」の意味 なぜエラーが誇りになるのか

サビの核心「404, not found in the system」

サビで何度も繰り返される「404 Not Found in the system」というフレーズ。

直訳すれば「システム上に存在を確認できない」ということなんですが、ここがこの曲で一番大事なところだと思っていて。

社会という「システム」に名前を登録されていない、既存の評価軸で測れない存在。

それを欠点じゃなくてアイデンティティとして堂々と打ち出してるんですよね。

K-POPのアイドルってどうしても「完璧さ」を求められるイメージがある中で、この「見つけられなくていい」っていうスタンスは、なかなか新鮮に映りました。

「좌표 밖의 지점(座標の外の地点)」という表現

これ、個人的にすごく印象深かったフレーズです。

地図上の「座標」ってつまり誰かに場所を特定・管理される状態のことですよね。

GPSで居場所を把握されるみたいな。

座標の外にいる、ということは既存のマップに縛られず、自分の意思で存在する場所を決めるということを示しているんだと思う。

「radar, radar(レーダーにも映らない)」という歌詞もこれと同じ文脈で監視や管理のシステムを自ら選んで外れるという、主体的な姿勢の表れ。

受動的に見つけられないんじゃなくて積極的にそこから外れてる、っていう違いが重要なんですよね。

「백지를 내도 백 점(白紙を出しても満点)」の言葉遊び

ここが一番好きかもしれない。🙋

「백지(ペクチ)」は「白紙」、「백 점(ペクチョム)」は「100点(満点)」で、韓国語の発音がほぼ同じという言葉遊びになっています。

既存の評価基準に当てはめれば白紙=0点のはずがKiiiKiiiにとってはそれが満点になるというロジック。

これってつまり、学歴とか偏差値とか人気指数とかそういう「社会が作ったスコア」そのものを疑ってかかるってことじゃないですか。

しかもそれを深刻に問い詰めるんじゃなくてサラッと言い切っちゃうのが、この曲のスタンスとして一貫してる気がします。

考え始めるとちょっと止まらなくなるので、ここはいったん置いておきます笑

「New Era」という言葉が意味するもの

エラーコード=新時代の名前、という逆転

「404 Not Found」という失敗のコードをそのまま新時代の名称にしてしまう、という発想。

これはただのユニークなネーミングじゃなくて、「これまでの常識や成功の定義ごと更新する」という意図だと思う。

不在であること、分類されないこと接続が切れていること、それを欠陥として恥じるんじゃなくて「これが私たちの新しい時代の形だ」と宣言してしまう

Z世代って「既存のシステムへの違和感」を持ちながら生きてる人が多い、なんて話はよく聞くんですけど、この曲はそういう感覚をわりとピンポイントで言語化してる気がします。

「I Do Me」からの流れ

KiiiKiiiってデビュー曲の「I Do Me」から「Dancing Alone」を経て、今回の「404 (New Era)」まで、一本の軸が通ってると感じます。

「自分の方式で生きる」「ひとりでも踊れる」という主体的な自己肯定のメッセージが曲ごとに言葉を変えながら繰り返されてる。

「404」はその中でもデジタル時代という文脈と絡めてより鮮明に言語化した作品という印象。

自分の見立てでは、この曲が「KiiiKiiiというグループの哲学」みたいなものを初めてはっきり形にした一曲なんじゃないかな、と。

サウンドの話 UKガラージハウスって?

LDN Noiseが手がけたクラブサウンド

この音楽な最大の特徴はUKガラージハウスのサウンドを取り入れた点です。

UKガラージって1990年代後半にロンドンで発展した電子ダンスミュージックのジャンルで、跳ねるようなリズムと独特のグルーヴ感が特徴らしいんですよね。

正直、自分はそこまでジャンルに詳しくないので細かく検証はしてないんですけど、聴いた感じは「軽くてスタイリッシュなのに、なぜかダンスフロア的な高揚感がある」っていう印象。

プロデュースはLDN Noise(LDNノイズ)が担当していて、これまでEXOやSHINeeなど数々のK-POPアーティストの楽曲に携わってきた著名なプロデューサーチームです。

そのスタイリッシュな質感がこの曲の概念的なメッセージとうまく噛み合ってる感じがあって、サウンドと歌詞が一体になってる印象を受けました。

Omega Sapienという作詞家の言語感覚

作詞はBalming TigerのOmega Sapienが担当。

「404」「座標の外」「レーダーに映らない」といった語彙の選び方が、ただ単に英語と韓国語を混ぜてるのとは違う。

デジタル・テクノロジー的な言葉を詩的な文脈に落とし込む感覚というか、Z世代の感情に刺さる概念的な言語センスを持ってる人だなと感じます。

サビに韓国語・英語・電子工学的な用語が自然に共存してるのも、この人ならではの世界観によるものなんでしょうね。

MVの話。幼少期の映像という演出

個人的にMVを見てて一番ぐっときたのがメンバーたちの実際の幼少期の写真や映像が使われているところ。

幼い頃の姿から練習室へと自然につながる演出は「このMVがKiiiKiiiの実際のストーリーである」ことをそのまま見せてくれる感じで、ドキュメンタリー的なリアリティがある。

楽曲テーマの「システムの外に存在する自由な私」とグループの成長の記録がリンクするのがなんか、じわっときます。

MVに出てくるダンスも見どころで公開直後からサビの振り付けが特に話題になってました。

音楽番組でのパフォーマンスでも大きな反響を呼んでいるみたいで、曲と一緒にステージも見てみてほしい。

チャート成績 リリースから16日で1位

チャートの話、さらっとしておきます。

チャート記録
Melon TOP100リリースから16日で1位到達
Melon 週間チャート2週連続1位(2月第1・第2週)
Melon 週間人気賞2週連続1位
CIRCLE デジタルチャート第7〜8週連続1位
QQ Music 急上昇チャートリリース直後に1位・2位を同時占拠

「2026年発売曲の中でMelon週間チャート首位を獲得した初めての楽曲」という記録も持っています。

これはわりとすごい話だと思うんですけど、正直チャートの数字って追いきれてないので感覚値でしか語れないんですが。それでも新人グループがこれを達成するのは意外と珍しいんじゃないかな、と。

リリース後も勢いが持続してQQ Musicでは全6曲がトップ10入りするという記録も残しています。

この曲が伝えたいこと 個人的な解釈

まとめると、という感じになるんですが。😌

「システムに見つけられなくても私は存在する。そしてその在り方こそが新時代だ」。これが「404 (New Era)」の軸にあるメッセージだと思います。

エラーコードを自由の宣言に読み替えて、座標の外で生きることを高らかに肯定する。

この曲が刺さる人ってきっと、「なんか自分って既存の枠にうまくはまれない気がする」という感覚を持ったことがある人なんじゃないかな。

そういう感覚を失敗じゃなくて「あなたの時代の証」だと言ってくれる曲、という感じがして。個人的にはなかなかずっしり響くものがありました。

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