この記事を読めばUTA(内田雅樂)さんがどんな人物で、どんな経験を積んできたのか、そしてどんな活動をしているのか、ひとつひとつ丁寧に理解できます。
調べれば調べるほど、「本木雅弘の息子」というラベルが、いかに表面的なものかがわかってきます。
バスケ一筋で海を渡り、夢を手放してモデルになり、2026年には俳優デビュー、さらに音楽プロジェクトまでスタート。
自分でもここまでの密度になるとは思っていなかったんじゃないかなってくらい動き続けている人です。
UTA(内田雅樂)の基本プロフィール
まずは基本情報をまとめておきます。
プロフィール一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | 内田雅樂(うちだうた) |
| 生年月日 | 1997年10月1日 |
| 年齢 | 28歳 |
| 出身地 | 東京都 |
| 身長 | 190cm |
| 血液型 | AB型 |
| 使用言語 | 日本語・英語・フランス語 |
| 所属(モデル) | Success-Men(フランス)) |
| 所属(アーティスト) | 株式会社Crossover |
| 父 | 俳優・本木雅弘 |
| 母 | エッセイスト・内田也哉子 |
| 祖父母 | 内田裕也(故人)、樹木希林(故人) |
「雅樂(うた)」という名前の意味
名前の話、これが個人的にけっこう好きなんです。
「雅楽(ががく)」という日本の古典音楽から取られた名前で、祖母の樹木希林さんが「内田家の名前を継いで、音楽に関わるようになってほしい」という思いを込めてつけたと伝えられています。
子供のころはこの名前でからかわれたこともあったそうで、本人も最初は気にしていたようです。
でも今では「とても気に入っています」と語っています。
名前にこれだけのストーリーが詰まっているって、かなかないですよね。
ちなみに2025年には「JIRO」という音楽プロジェクトを始動させています
「雅楽(うた)」という名前を持ちながら音楽活動をスタートさせるって、希林さんのプロデュース力というか先見性というか……うん、すごいなと思います。
バスケットボールとの青春、そして挫折
UTAさんの話で最初に押さえておきたいのはモデルより先にバスケ選手として本気で生きていたという事実。ここ、わりと見落とされがちなんですよね。
「自分が思っていた努力と全然違った」
16歳でひとりフロリダへ渡り、IMGアカデミーに入学します。テニスのシャラポワ、バスケのドワイト・ハワードら数多くのプロ選手を輩出した、全米屈指のスポーツ英才教育機関です。
そこで待っていた現実は、想像をはるかに超えていました。
本人は当時を振り返って「自分の190cmという身長は日本でいうと大きいかもしれないんですけど、アメリカのバスケ界でいうと本当に小さいほう」と語っています。
しかも周りには「地元がすごく危ないところで、明日があるかどうかわからないっていうところから来た友達」もいたと。
そういうレベルのハングリー精神を肌で感じたとき、それまで自分が思い描いていた「努力」の概念が根底から覆されたんでしょう。
IMGアカデミーでの生活はストイックの一言に尽きます。
「オフの日もバスケはしてた。自分の周りでも恋愛してる子はほぼいなかった。本当にただのバスケ馬鹿で、むしろバスケに恋してた」
そう笑いながら語る言葉に、高校時代まるごとをバスケに捧げた青春がギュッと詰まっている感じがして、読んでいてちょっと胸に来るものがありました。
その後、大学時代にはバスケ男子日本代表の選抜合宿に招集されるほどの実力をつけます。これはもう本物ですよ。

バスケを手放した瞬間
でもその道を選ばなかった。
大学時代に知人やスカウトから勧められ、モデルの道を意識しはじめます。
バスケを辞めることへの葛藤は相当だったようで、
「バスケをストップすることにすごく悩みましたし、ましてや人前に出るなんてとても無理と最初はお断りしていて」
と本人も語っています。
それでも背中を押したのは祖母・樹木希林さんの言葉でした。
「服を着ることは、自分をより客観的に見ることにつながる。それは人生にとって大事な経験になる」。
自分の考えを言うと、この言葉はただの励ましじゃなくて、希林さん自身が長年かけて積み上げてきた「身体と自己認識」への哲学なんじゃないかと思っていて。
それをたった一言に凝縮して孫に伝えた、ってこと自体がもう……かなり好きなエピソードです。

モデル・UTAとしての活動と世界での存在感
モデルとして歩み始めてからあれよあれよという間に世界進出を果たします。
パリコレデビューという衝撃
2018年6月、UTAさんはパリのモデルエージェンシー「Success-Men」と契約。
同年、「コム・デ・ギャルソン・オム・プリュス」と「アンダーカバー」のパリ・ファッションウィークにランウェーデビューします。しかも2大ブランドに同時出演した唯一の日本人として。
初デビューで2ブランド同時、っていうのがすごいんですよね。
あくまで私の肌感覚ですけど、スポーツで鍛えた立ち姿とスイス・アメリカで身につけたグローバルな空気感が、ヨーロッパのブランドが求める「無国籍感」と合致したんじゃないかなという気がしています。
代表的な出演・掲載仕事
その後の活躍をざっと挙げると。
2019年にはエルメス、アルマーニのショーへの出演。イタリアの老舗メンズ誌「ロフィシェル・オム・イタリア」の表紙(アジア人として初)。VOGUE JAPAN表紙。
2026年1月のパリ・ファッションウィークにも参加しています。
国内でも雑誌カバーやブランドキャンペーンに起用され続けていますが、個人的に印象深かったのは2022年の読売新聞インタビューで語った言葉。
「しんどいけれど面白い」という一言で海外ランウェーへの挑戦を表現していて、かっこぶらないというか、飾らない言語感覚だなと思いました。
UTAにしかない「空気感」の正体
これは完全に私の考えですが。UTAさんの魅力って、「日本人なのにどこの国でもない感じ」だと思っていて。
12歳からスイス、16歳からアメリカ、そしてパリのファッション界へ。
育った背景がどこにも属していないので、見る人が「自分の国のモデル」として受け取れる。
ヨーロッパのブランドがアジア人モデルに求める「エキゾチックさ」と「普遍性」を同時に体現できる数少ない存在、っていうのが業界での評価の本質なんじゃないかと思っています。
音楽プロジェクト「JIRO」始動
実はこれ、個人的にかなり気になっています。2025年3月にUTAさんは新たな音楽プロジェクト「JIRO」として活動開始を発表しました。
「JIROはUTAのオルタナティブエゴ」
公式の発表では
「JIROはUTAのオルタナティブエゴとして誕生したアーティスト・プロジェクト。音楽とビジュアルを通じて、枠にとらわれない自由な自己表現を追求する」
とあります。
デビューシングルは「TAIPEI LIT」。
台北をテーマにしたアーバン・アンセムで、韓国のビートメーカー「Flip00」のプロダクション、さらにYoung ThugやGunnaを手がけた世界的エンジニア「Bainz」がミックスを担当しています。
ちなみにこれ、ミックスエンジニアのラインナップがけっこうすごくて。日本のモデルのデビュー曲に、US/UKシーンの最前線にいる人たちが関わってるんですよね。
「JIRO」という名前の由来については現時点で公式からの説明が見当たらないので詳細は不明ですが、「UTA(歌)」という本名からさらに離れた別人格を作ることで、音楽表現の幅を広げようとしているのかもしれません。
Netflix『ガス人間』で俳優デビュー
2026年5月、UTAさんにとって最大の転換点が来ます。Netflix作品『ガス人間』のタイトルロール、ガス人間役としての俳優デビューが発表されました。
実は2023年から動いていたプロジェクト
UTAさん自身が「プロジェクト始動からの3年間、この日を待ち望んでいました」と語っています。正体不明で謎のまま世の中に出続けていたということで、その準備期間の長さに驚きました。
本作の規模を少し整理すると。
監督は『岬の兄妹』『さがす』で知られる片山慎三。エグゼクティブプロデューサー・脚本は韓国の鬼才ヨン・サンホ(『新感染 ファイナル・エクスプレス』等)。
共演は小栗旬・蒼井優・広瀬すず・林遣都・竹野内豊という顔ぶれです。
日韓トップクリエイターが組んだ、ド本命の大型作品。
演技初挑戦の場としてはプレッシャーが想像を絶するんですが、UTAさん本人は
「良い意味でのプレッシャー、緊張感は常にありました」
「ちゃんとこの役どころを自分がこなせるのかなという葛藤もありましたが、準備期間を長くいただけたこともあり、時間をかけて徹底的に準備したことを自分の自信に変えて、良い状態で撮影に挑めたと思います」
と語っています。
スポーツで叩き込まれた「準備→本番」の体幹みたいなものが演技の世界でも機能したんじゃないかなという気がしてなりません。

「色のついていない真っさらな役者」という逆転の発想
演技未経験のUTAさんがこの大役に選ばれた理由として、「色のついていない真っさらな役者」であることが評価されたと伝えられています。
これ、ちょっと面白い視点だなと思って。
普通は「経験のなさ」はデメリットとして語られますよね。
でも「正体不明」で「得体の知れない」ガス人間というキャラクターに対しては、既存の演技スタイルが染み付いていない方が、むしろリアルな「異物感」を生み出せる。そういう逆転の発想のキャスティング。
役作りの舞台裏
役作りについて本人はHypebeastのインタビューで語っています。
まず1960年のオリジナル映画『ガス人間第一号』をしっかり観て、当時のキャラクターの佇まいをインプットした。
その上で演技レッスンを重ね、片山監督と話し合いを続けて「できるだけ無機質で、内側からたくさんの違和感が滲み出ているようなキャラクター」という方向性を確立したといいます。
本人のコメントで一番印象的だったのは撮影を終えた後の言葉です。
「アクション、心を通わせる演技、ブルーバックを使う特撮など、未熟な自分にとってはハードルの高いものばかりでしたが、スタッフの皆さん、キャストの皆さんが僕の殻を剥がし、逞しさと自由さを与えてくれました」。
「殻を剥がされた」という表現、なんか正直な感じがして好きです。
樹木希林という存在が与えたもの
UTAさんを語るとき、どうしても希林さんの話になってしまう。でもそれには理由があります。
節目節目に現れた「一言」
スイスへの留学を決めたのも希林さんの助言でした。モデルへの転身を後押ししたのも希林さんの言葉でした。そして名前自体が希林さんの願いです。
希林さんが2018年に亡くなった後も、UTAさんは「自分の判断基準の一部に希林さんがいる」というような空気を、インタビューの端々で漂わせています。
これは憶測ですけど、祖母の存在が「外からのプレッシャー」ではなく「内側の羅針盤」として機能しているんじゃないかと感じていて。
それが、家柄に頼らず自分の足で立っているように見える理由のひとつかもしれません。
ちなみに希林さんの映画祭への通訳として同行していたのがスカウトされるきっかけにもなっています。
本人がまさかそこからモデルの道が開くとは思っていなかったでしょうけど、なんというか。希林さんの引力みたいなものを感じますよね。
まとめ UTAという人物のこれまでとこれから
- 本名は内田雅樂(うちだうた)、1997年10月1日、東京都生まれ
- 身長190cmのモデルとして2018年にパリコレデビュー
- バスケットボールで日本代表候補合宿に招集されるレベルの実力を持ち、モデルへ転身
- エルメスやアルマーニのショー出演、VOGUE JAPAN表紙など国内外で活躍
- 2025年3月、「JIRO」名義で音楽アーティストとしてもデビュー
- 2026年7月2日よりNetflixで世界独占配信の「ガス人間」で俳優デビュー。3年前から準備していたプロジェクト
- 語学は日本語・英語・フランス語に堪能
モデル・音楽・俳優、そしてバスケットボールへの関わりも捨てていない。
これだけの幅をリアルに持っている人はそうそういません。UTAさんがどんな表現者になっていくのか、これからも目が離せないです😌
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