この記事を読めばローソン代表取締役社長・竹増貞信氏が歩んできた学歴のすべてがわかります。
「小学校から高校まで附属一貫」
という珍しいルートを歩んだ教育背景には今の経営スタイルに直結するエピソードが詰まっています。
小学校の学歴
大阪教育大学附属池田小学校に入学
竹増貞信氏の学歴のスタートは大阪教育大学附属池田小学校(大阪府池田市)です。
ここ、実は調べていてかなり驚いたんですが、国立の附属小学校って簡単には入れないんですよね。
入学には1次選考を経たうえでくじ引きによる抽選があって、実力だけじゃどうにもならない部分がある学校なんです。
しかも竹増氏の場合、兄2人もこの学校に通っていたそうで、お父さんが3回のくじ引きをすべて当てたというエピソードが残っているんです。
3回全部当てるって…それはもう運命なのかな、とちょっと笑えるような話。
どんな学校?
大阪教育大学附属池田小学校は大阪教育大学が設置する国立の実験校という位置づけで、教育研究の一環として独自のカリキュラムが組まれています。
一般的な公立小学校とは少し違う雰囲気があって、個性的な子どもたちや教育熱心な家庭が集まることで有名です。
ちなみに2001年に発生した「附属池田小事件」を機に警備体制が強化されたことでも全国に知られるようになった学校です。
竹増氏自身は後のインタビューで「友達が多く、楽しく明るく過ごしていた」と当時を振り返っています。
とはいえ、国立附属という環境である以上、周囲の子どもたちの知的好奇心や意識の高さは自然と平均より上になりますよね。
そういう中で過ごした小学校時代はおそらくいろんな意味で刺激的だったんじゃないかと思います。
中学校の学歴
附属のまま中学校へ、同じ顔ぶれと過ごした3年間
小学校を卒業した後は大阪教育大学附属池田中学校にそのまま進学しています。
正直言うとこの「附属一貫で中学も同じ」っていう流れ、個人的にはけっこう羨ましいな、と感じました。
新しい環境に飛び込む緊張感もなく、気心知れた友達とそのまま続きの学校生活が始まるわけで。
実際、大阪弁護士会のインタビューでも「小学校から高校まで大阪教育大附属池田でした」と本人が語っていて、長い年月を同じコミュニティで過ごしたことが分かります。
どんな学校?
大阪教育大学附属池田中学校は附属小からそのまま内部進学できる形が中心で、教育実習の受け入れ校としても機能している学校です。
全国から優秀な教員が集まりやすい環境にあるとも言われていて、授業のレベルは公立校とは異なる密度があったんじゃないかなという気がします。あくまで自分の見立てですが。
それに、小中高と同じ顔ぶれで長く付き合い続けるって、表面的な友達関係じゃなくてほんとうの意味での人間関係が育まれそうですよね。
今の竹増氏が「現場スタッフとの関係性を何より大切にする」という経営スタイルを持っているのも、こういう幼少期からの人間関係の築き方が無関係ではないかもしれません。
これは完全に私の考察ですが、なんかそんな気がしてならないんですよね。
高校の学歴
大阪教育大学附属高等学校池田校舎へ進学
高校も変わらず、大阪教育大学附属高等学校池田校舎(大阪府池田市)への進学です。
小学校から数えるとなんと12年間を大阪教育大附属池田で過ごしていることになります。
同校は大阪府内でも有数の進学校として知られていて、国立大学への進学実績が高いことで有名です。
卒業生が大阪大学や京都大学などの旧帝大に進学するケースも多く、自然と受験に向けた意識が育ちやすい環境にあったんでしょうね。
竹増氏は高校時代について「スポーツや勉強にものすごく努力したというわけでもない」とインタビューで謙遜しているんですが、
「高校3年の受験生時代は深夜まで勉強した」
という話も残っていて、受験期はきちんと本気を出していたようです。
うん、やるときはやる人なんですね。
それに、竹増氏はサッカーを小学1年生から続けていたということで体育会系の側面もけっこうあります。
高校でもスポーツを続けていたとのことで、勉強一辺倒じゃなく、体を動かすことを大切にしてきた人生なんだなと感じました。
ローソン社長になってからも家庭菜園を20年以上続けているというのも、なんかそういうアクティブな性格の一端な気がします。
大学の学歴
大阪大学経済学部経営学科を卒業
大学は大阪大学経済学部経営学科へ進学して1993年3月に卒業しています。
旧帝国大学のひとつである大阪大学は全国でもトップクラスの国立大学です。経済学部への入学は当時も現在も相当な難易度で、附属高校で培った学力があってこそのルートといえるでしょう。
個人的に気になったのが「地元の大学に進学した」ということです。
高校まで池田市に通い続けた竹増氏にとって、大阪大学の豊中キャンパス(経済学部)はいわば「地元の延長線」のような場所。
そこで学びながら、だんだんと視野が外へと広がっていく過程がこの大学時代に凝縮されているような気がするんですよね。
大阪大学経済学部の経営学科では経営戦略や組織論、財務など実践的な経営学を幅広く学ぶカリキュラムが組まれています。
ここで養った「論理的に物事を整理して意思決定する力」が、後の三菱商事やローソンでの経営判断の根幹になっていったんじゃないかと思います。
在学中のポートランド州立大学留学が人生のターニングポイントに
大学在学中に竹増氏はアメリカ・オレゴン州のポートランド州立大学に1年間留学しています。
これがかなり大事なエピソードで。
留学のきっかけはお父さんの勧めだったそうで、最初は不安もあったと思うんですが、現地で多国籍の学生たちと交流するうちに「肌の色や出身地に関わらず、みんな同じだ」と実感したといいます。
🌏要するに「池田人」から「地球人」に変わった瞬間。
竹増氏本人がそう表現していて、この変化こそが三菱商事を就職先として選んだ原動力になっているんですよね。
「グローバルな仕事がしたい」という感覚は留学前の竹増少年にはなかったものだと思います。
1年間のポートランド生活がなければ、今のローソン社長・竹増貞信は存在しなかったかもしれないと言っても言いすぎじゃないと思っていてここは個人的に一番印象深かったエピソードです。
ポートランド州立大学はオレゴン州最大の公立大学で、都市計画や環境サステナビリティ研究などで評価が高い総合大学です。
日本人留学生の受け入れも積極的で90年代当時から語学研修の留学先として人気がありました。
物価が比較的落ち着いていることもあって、学生が生活しやすい環境だったともいわれています。
大学卒業後のキャリア
三菱商事からローソン社長へ
大阪大学を卒業した1993年4月、竹増氏は三菱商事に入社します。
最初の配属は畜産部という食品分野で、意外とコンビニ業界との接点がゼロではないキャリアのスタートでした。
| 時期 | 所属・役職 |
|---|---|
| 1993年4月 | 三菱商事入社(畜産部) |
| 2002年6月 | 米国Indiana Packers Corporation出向 |
| 2005年4月 | 三菱商事広報部 |
| 2010年6月 | 三菱商事社長業務秘書 |
| 2014年5月 | ローソン代表取締役副社長就任 |
| 2017年3月 | ローソン代表取締役社長就任 |
| 2024年5月 | 成城石井取締役会長を兼任 |
30歳の頃に「社長にはなれない」と言われたというエピソードが残っていますが、それが47歳での社長就任につながるんだから、人生ってほんとわからないですよね。
まとめ
竹増貞信氏の学歴を整理すると、次のようになります。
- 小学校は大阪教育大学附属池田小学校(大阪府池田市)
- 中学校は大阪教育大学附属池田中学校(大阪府池田市)
- 高校は大阪教育大学附属高等学校池田校舎(大阪府池田市)
- 大学は大阪大学経済学部経営学科卒業(1993年3月)、在学中にポートランド州立大学へ1年間留学
小学校から高校まで一貫して国立附属校に在籍し、そのまま旧帝大である大阪大学へと進んだ学歴は、「エリートコース」と呼んで差し支えないものです。
本人は「特に夢もなく、楽な道を生きていた」と謙遜していてその飾らない姿勢がローソン社長としての人気の理由のひとつになっているとも言えるでしょう。
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