スキズの「離婚危機」というワード、SNSで初めて見かけたとき、思わず「え、なんかあったの…?」って焦りませんでしたか?
私もそのひとりだったんですが、調べてみたらぜんぜん違う話でむしろ微笑ましすぎてちょっと笑ってしまいました。
「離婚危機」というのはリノ(Lee Know)とスンミン(Seungmin)というふたりのメンバーに付けられたファン公認のケミ名のことです。
ケミとは相性の良いコンビを指す韓国語のスラングで、K-POPのファン文化では日常的に使われる表現ですね。
「離婚危機」ってそもそも何?
スキズのファン(STAY)のあいだでこの言葉が飛び交っているのを見て、「本当に何かあったの!?」と心配する新規ファンが後を絶たないんですが、安心してください。
メンバー全員が独身なのでリアルな離婚危機なんてあるはずがないんです(笑)。
ただ、名前を聞いた瞬間に「え、仲悪いの?」ってなるのは当然の反応だと思いますし、実際そこがこのケミ名の面白さでもあるんですよね。
ラブラブ感ゼロの新婚夫婦という、ある意味リアルすぎるふたりの関係性。それを逆手に取ったような名前の付け方が、いかにもSTAYらしいなと感じます。
ケミ名「離婚危機」の由来
スキズ家族コントがすべての始まり
そもそものきっかけは、Stray Kidsが制作した独自コンテンツ「スキズ家族(슼둥가족)」というコーナーです。
このコーナー、メンバー全員がひとつの家族を演じるというちょっとカオスな設定で、それぞれに役割が割り振られていました。
| メンバー | 家族内での役割 |
|---|---|
| フィリックス | お爺ちゃん |
| I.N | お婆ちゃん |
| ハン | お父さん |
| ヒョンジン | お母さん |
| リノ | 叔母さん(新婦) |
| スンミン | 叔父さん(新郎) |
| チャンビン | 高校生 |
| バンチャン | 小学生 |
リノとスンミンは新婚夫婦という設定だったんですが、いざコンテンツが始まってみると、ふたりの間には新婚感が欠片もなかったとか。
「無理、嫌い」と平然と言い合ったり、ラブラブなシーンを演出する気配が一切なかったりと、倦怠期どころか本物の離婚危機夫婦みたいだったというわけです。
さらに、ふだんからリノが他のメンバー・ハンとやたら仲が良いことも、「これはもう離婚危機では…?」とファンが感じた理由のひとつになっているみたいです。
このエピソードが話題を呼んでふたりのケミ名として「離婚危機(이혼위기)」という名前が定着したんですね。
別名「カグァンズ」とは?
2KIDS ROOMから生まれたもうひとつの呼び名
実はこのふたり、「離婚危機」以外にも「カグァンズ(가관즈)」という別名があります。
こちらの名前の由来になったのは、スキズの人気コンテンツ「2KIDS ROOM(Two Kids Room)」というトークコーナーです。
「カグァン(가관)」という韓国語には「見ちゃいられない・目も当てられない」というようなニュアンスがあって、スンミン自身がチャンビンに対して「リノと自分の2KIDS ROOMは、ちょっと見ていられないものだよ」と話したことがあり、それがそのままケミ名として採用されたんです。
自分たちでそれを認めちゃうの、けっこうおもしろいですよね。
ふたりのトークはどこかすれ違っているようで妙にかみ合っているような、見ていてもどかしい独特の面白さがあって、その空気感が「カグァン」という言葉にぴったり合うとSTAYのあいだで人気を集めています。
リノとスンミンの本当の関係性
実は仲良しなツンデレ同士
名前だけ聞くと「本当に不仲では…」と不安になりますが、ふたりの関係をよく見ていくと、むしろ遠慮なく本音を言い合える信頼関係が透けて見えてくるんです。
リノはスンミンのことをよくからかったり、「スキズのメンバーじゃなかったら仲良くならなかった」などとかなり辛辣な発言をすることもあります。
ところが実際のところ、嫌と言いながらも最終的には何でもしてあげてしまうのがリノのツンデレなところで、スンミンへの特別な対応があちこちに見え隠れしているようです。
スンミンの方もリノのことをよく分かっているからこそ、わざとリノを怒らせるようなことを言ったり、天邪鬼な態度を取ったりするのだとか。
ふたりの間に流れる絶妙な緊張感はそれだけ互いを深く知っているからこそ生まれるものなんだろうなと感じます。
2025年に公開された「2KIDS ROOM」のエピソード27では、リノ自身が
「最近ふたりの仲はとても良い。今は一緒に住んでいないから、うまくいっていると思う」
と話していたことも明らかになっています。
一緒に住んでいた頃は性格の合わない部分がよく見えてしまっていたけれど、今はそれぞれの生活リズムが確立されたことで、むしろ良い関係が保たれているみたいですね。
仲良しエピソード集
STAYのあいだで語り継がれているふたりのエピソードがいくつかあって、これが読んでいてニヤニヤが止まらないんですよね。
ハートの仕返し事件
北米ツアーの際、Weverseでリノが「Get Coolでスンミンとハートをしようとしたのに、してくれなかった」と打ち明けたことがありました。
ところが実はスンミンが先にリノにハートを無視されていて、その仕返しをしただけというオチ。お互い様なのが、いかにもこのふたりらしいと思います。
タオルの録音事件
スンミンがお風呂場から「愛しのリノヒョン〜タオル取って〜」と呼びかけたとき、リノは「なんて〜?」と聞こえないふりをしてもう一度言わせ、それをこっそり録音したというエピソードがあります。
そのあとスンミンが感動して泣いてしまい、リノに抱きついたというオチまで含めて完璧すぎる。
お揃いのスマホケース
ふだんの言動はツンツンしていても、ふたりがお揃いのスマホケースを持っていることがファンに目撃されており、そのギャップがSTAYのあいだで「やっぱり仲良しじゃないか!」と話題になりました。
こういうさりげないところに本音が出ますよね。
誕生日サプライズ
リノがスンミンの誕生日にサプライズでケーキを用意したこともあり、スンミンが感動して涙を流したというエピソードも残っています。
ふだんあれだけ辛辣なのにこういうことをさらっとやってしまうのがリノのずるいところですよね。
「離婚危機」と「味噌」の関係
スンミンが気にするもうひとりのライバル
「離婚危機」を調べていると、必ずセットで出てくるのが「味噌(みそ)」というキーワードです。味噌とは、リノとハン(Han)のケミ名のこと。
「味噌」という名前の由来はリノの本名「ミノ(Minho)」の「ミ」と、ハンのファーストネーム「ジソン(Jisung)」の「ソ」を組み合わせたもので、日本のSTAY(イルステ)独自の呼び名として広まっています。
ちなみに韓国では「ミソ(미소)」という呼び名が使われているそうです。
リノとハンはスキズのなかでも特に仲が良いと言われていて、チャンビンいわく
「リノとハンはソウルメイト。いつもぶつぶつ文句を言い合いながら練習は終わればいつも2人でご飯に行っている。リノはハンがいなければ生きていけない」
とまで言わしめるほど。
リノがスンミンとの間にはツンデレで距離を置くような態度を取りながら、ハンに対してはかなり甘い姿を見せるため、スンミン目線では「ちょっと待って…」と思う場面も少なくないわけです。
離婚危機ペン(ファン)からすれば、この「味噌の存在」もひとつのドラマとして楽しめる要素になっていて、「スンミンの鋼の愛がいつか実るのを待っている」という声もよく見かけます。
私が思うに、これがドラマ仕立てになっているからこそ離婚危機がこんなにも長く愛されているんじゃないかな、と。
STAYから愛される理由
「離婚危機」というケミが長年にわたってSTAYに愛され続けているのは、単純に「ふたりがかわいい」というだけではないと感じています。そのリアルな人間関係のドラマ性が、見る人の心を捉えて離さないんですよね。
タレントの北原里英さんが2024年のバラエティ番組『K-POPドック!』で語った
「小さな離婚危機を集めて、抱きしめて、眠っているんです、我々は」
というコメントは、X(旧Twitter)上で多くのSTAYの共感を集めて話題になりました。
この一言が、離婚危機ペンの気持ちを的確に言い表していると思います。
ラブラブなケミとは一線を画した、言葉では「無理」と言いながら行動では仲良しぶりがにじみ出てしまう天邪鬼なふたり。
そのすれ違いながらも確かに繋がっている関係性こそが、見る人それぞれの「尊い…」という感情を揺さぶるのでしょう。
離婚危機を追えば追うほどなぜかじわじわ沼にはまっていく、そんな魔力があるケミだと思います。
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