スキズ(Stray Kids)がこれまでに関わった映画音楽を2作品紹介します。
2024年のマーベル映画『デッドプール&ウルヴァリン』へのサントラ参加と、2025年の日本映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』の主題歌担当。
どちらも全然違う世界観のプロジェクトなんですけど、それがまたスキズらしくて面白いなと感じています。
スキズの映画音楽参加一覧
| 楽曲名 | 映画タイトル | 公開年 | 種別 |
|---|---|---|---|
| SLASH | デッドプール&ウルヴァリン | 2024年 | 映画サントラ(OST収録曲) |
| Parade | カラダ探し THE LAST NIGHT | 2025年 | 映画主題歌(初の主題歌担当) |
「SLASH」マーベルとの電撃コラボ
誕生までの経緯
2024年7月、サントラのトラックリストが公開された瞬間、世界中のファンが一斉に騒然とした。
それがこのコラボの始まりです。
「SLASH」はデジタルシングルとして2024年7月23日に解禁され、フィジカル盤は7月26日にリリース。
NSyncの「Bye Bye Bye」やAvril Lavigneの「I’m With You」といった洋楽の名曲がずらりと並ぶサントラの中で、スキズが唯一のK-POPアーティストとして名を連ねていたわけです。
個人的にトラックリストを初めて見たとき、「え、本当に?」って二度見したのを覚えています。
ちなみにこの関係、実は2021年から続いているんです。
スキズがMnet『Kingdom:Legendary War』でデッドプールをモチーフにしたステージを披露したとき、ライアン・レイノルズがSNSで彼らに言及したのがきっかけ。
そこからじわじわと関係が深まり、「Chk Chk Boom」のMVにライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンがデッドプール&ウルヴァリンのコスチュームで登場するという、もはやファンの夢みたいな展開にまで至っています。
そして今回の「SLASH」へ。必然ともいえる流れですよね。
制作陣とサウンドの特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作曲・作詞・編曲 | バンチャン(3RACHA) |
| 作曲・作詞 | チャンビン(3RACHA)、ハン(3RACHA) |
| 作曲・編曲 | VERSACHOI |
| ジャンル | EDM トラップ |
| 収録時間 | 3分11秒 |
「SLASH」を手がけたのはグループ内のプロデューシングチーム・3RACHA(バンチャン、チャンビン、ハン)と、K-POPシーンで実力派として知られる作曲家VERSACHOI。
洞窟のような重低音から始まるイントロ、緻密なピアノライン、そして剣のFXサウンドが絡み合う構成は、まさにデッドプールの世界観そのもの。
赤い刺客の剣をさらに赤く染めるという歌詞のイメージが映画とリンクしていて、名前を貸しただけじゃなく、ちゃんと映画の文脈に入り込んで作られた楽曲だなというのが伝わってくるんです。
映画内での使用シーン
実際の映画の中でも「SLASH」は流れていて、ウェイドの誕生日パーティーにTVAが訪ねてくる場面のBGMとして使用されたとされています。
スキズが以前から「第4の壁を破る」というデッドプール的な演出を動画内でやってきた経緯を考えると、このコラボはほんとうに偶然じゃないんだなと思いますね。
「Parade」 初の映画主題歌という快挙
スキズ史に刻まれた一歩
2025年6月に発表されたこのニュース、実はスキズにとって特別な意味を持つ出来事でした。
映画の「主題歌」を担当するのは『カラダ探し THE LAST NIGHT』が初めてだったんです。
サントラへの楽曲提供と「主題歌担当」は、一見似てるようで全然違うポジション。その発表を受けてメンバー全員が驚いたというのも、なんだか微笑ましいですよね。
リーダーのバンチャンは次のようにコメントしています。
「映画の主題歌を務めるのは初めてのことで、お話を聞いた時はメンバー皆、驚きました。少しだけ拝見させていただいた特報映像と、楽曲の雰囲気がピッタリだったので、映画の世界観をより彩ることができれば嬉しいです。もちろん、僕たちの『Parade』も愛してくださったら嬉しいです!」
映画の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 映画タイトル | カラダ探し THE LAST NIGHT |
| 公開日 | 2025年9月5日 |
| 配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
| 前作 | カラダ探し(2022年公開) |
| ジャンル | ループ型ホラー |
| 主演 | 橋本環奈、眞栄田郷敦 ほか |
| 音楽(スコア) | 菅野祐悟 |
| 挿入歌 | ヤバイTシャツ屋さん「Searching for Tank-top」 |
本作は2022年公開のホラー映画『カラダ探し』の続編で、ワーナー・ブラザースが手がけています。
深夜12時になると謎の存在が現れて、全員でバラバラになった体のパーツを夜明けまでに見つけなければループが終わらない。
そういう「ループ型ホラー」の設定が核になっている作品。この設定はけっこう怖いなと思いました。
楽曲のサウンドと戦略的リリース
「Parade」はスキズの真骨頂ともいえるヒップホップを基調にしたエッジの効いたサウンドと圧倒的なビート感が特徴の楽曲です。
ノンストップで迫りくる恐怖、終わらない悪夢のループを描いた映画の世界観と見事にシンクロしていて、聴くだけで心拍数が上がる仕上がりになっています。
この楽曲はJAPAN 3rd Mini Album 『Hollow』に収録されており、2025年6月18日にリリース。
映画公開の約2ヶ月以上も前に楽曲を先行リリースするという形をとったことで、映画への期待感と楽曲の認知度を同時に上げていく戦略的なスケジュールが設計されていたんですね。意
外と計算されてるなと感じた部分でもあります。
2作品の立ち位置の違い
「SLASH」と「Parade」、同じ映画音楽への参加でもその役割はかなり異なります。
「SLASH」はサントラに収録された1曲として多くのアーティストと肩を並べる形での参加でしたが、「Parade」は映画の「主題歌」として公式に起用されており、作品の顔を担うポジション。
スキズ自身もこの違いをしっかり意識していて、「Parade」決定時のコメントで「初の映画主題歌」という言葉を強調していたことが印象深かったです。
しかも「SLASH」はグローバルなマーベル映画、「Parade」はワーナーが贈る日本発のホラー映画と、ジャンルも市場も全然違う2作品に関わっているところが面白い。
スキズの活動領域の広さをそのまま体現しているようで、これからどんな映画音楽に関わっていくのか、個人的にもとても楽しみにしています。
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