Stray Kids(スキズ)のスンミンの言葉って、読むたびに「あ、これ今の自分に刺さるな」って思うことが多くて。
インタビューやファンへのメッセージをいくつか読んでいくうちに、彼の言葉には共通した軸があることに気づいたんです。
夢のこと、自分らしく生きること、そして誰かへの思いやり。それが全部、飾り気なく、でもちゃんと深く込められている。
スンミンってどんな人?
2000年9月22日生まれ、ソウル出身。Stray Kidsのリードボーカルとして活動しています 。
JYP公開採用オーディションで13期生として2位という成績で合格し、2018年3月にグループとしてデビュー 。
言葉を選ぶのが上手というか、丁寧に話す人という印象が強いですよね。チーム内でも自然とMCっぽい役割を担うことが多いみたいで、それがすごく納得できるんです 。
韓国のnamu.wikiでは「외유내강(外柔内剛)の代名詞」として紹介されているそうで 、柔らかそうな雰囲気の裏にちゃんとした芯がある。
メンバーからも口をそろえてそう言われていて、スンミン自身も「本人もそう思ってる」と答えているらしくて、その自己認識のぶれなさがまたおもしろいなと感じました。
野球選手から歌手へ。夢の転換点
実はスンミンはもともと野球選手を目指していたんですよね 。
祖父が高校時代に野球のピッチャーとして活躍していたことに影響を受けて、幼い頃から野球に打ち込んでいたそう。9
歳のときには韓国のプロ野球チーム「SKワイバーンズ」で始球式を担当したという写真も残っているみたいで、これがけっこう本気だったんだなと伝わってきます 。
ところが、家庭の経済的な事情などが重なり、その夢を断念せざるを得なくなって。そのとき彼が真剣に自問したのが、
「僕は勉強して成功することができるのか?成功したら幸せになれるのだろうか?」
という言葉です。
夢が突然閉ざされたときに、次の選択肢を探した経験が歌手という道へつながっていったんですよね。
ちなみに、音楽への興味は小学4年生頃から芽生えていて、童謡コンテストに出たり合唱団に参加したりと、すでにその素地はあったみたい 。
だからこそ、
「夢を諦めずに最後まで頑張れば、少しずつ夢に近づき、いつしか必ず成し遂げられる。」
という言葉がただの励ましじゃなくて、自分が実際に経験してきた話として聞こえるんですよね。それが、この人の言葉の重みなんじゃないかな、と思います。
さらに、こんなアドバイスも残しています。
「やりたいことがあっても、そればかりするのではなく、色んな事を学んでおいたほうが、その分夢への可能性が広がります。」
一つに絞ることだけが正解じゃない、という考え方。これ、わりと現実的で好きです。夢を追いながらも視野を広く持てる人って、結果的に強いなと思うので。
「太陽と月」に込められた、比較しないことへの哲学
スンミンの名言の中で、ファンの間でとくに広まっているのが「自分と他人を比べないで」というメッセージ群です 。
| スンミンの言葉(日本語) | 英語原文 |
|---|---|
| 「自分の人生を他人のそれと比べないで。太陽と月は比べられるものじゃないでしょう。それぞれの時間に輝いているんだから。」 | Don’t compare your life to others. There’s no comparison between the sun and the moon. They both shine at their own times. |
| 「他人と比べ始めた途端、自己肯定感は下がっていくと思う。自分自身のことだけに集中してほしい。小さなことでもいい。そうするだけで、自己肯定感は上がるから。」 | I think your self-esteem decreases once you start comparing yourself with others. I hope you can focus entirely on yourself. |
| 「他人に認められることより、自分が楽しみながら自ら最高だと思えるように。」 | ― |
個人的に「太陽と月」の比喩、初めて見たとき思いのほか刺さりました。
「どちらが上か」じゃなくて「それぞれに輝く時間がある」という視点って、ちょっと目の覚める感覚があって。
SNSを開けば誰かと誰かが比べられていて、自分もつい比べてしまう、そういう毎日を送っていると、この一言がすごく素直に響くんですよね。
努力と痛みについての言葉
「後悔がないほど、精一杯努力してください!」
「努力は裏切らない!」
この2つはちょっとシンプルに見えてでも言っている人がスンミンだから重みが違う気がします。華やかなステージの裏側で、誰よりも地道に積み上げてきた人だからこそ。
そして、辛い時期の向き合い方についての言葉が個人的には一番印象深かったです。
「痛みは、幸せのために払う代償だよ。」
辛さを「悪いもの」として否定するんじゃなくて、幸せへの過程として受け入れる、という発想。
諦めそうなときにふと思い出したい一言ですよね。
しかも「代償」という言葉を使うあたりが彼らしいというか、甘くせずにちゃんとリアルに言ってくれている感じがして好きです。
他者の努力への敬意についての言葉もあって、
「誰かが丁寧に積み上げてきたものを、壊してはいけない。」
これ、仕事でもプライベートでもどんな場面にも当てはまるな、と感じます。
ファン(STAY)への言葉。飾り気のない真っ直ぐさ
スンミンがSTAYに向けて話すとき、すごく飾らないんですよね。
「まだ海外でちゃんとした活動をしたことがないので実感は湧かないです。でも音楽放送で韓国のファンと会う度に、僕たちがたくさん愛されているんだということを感じます。いつも感謝しています。」
「実感は湧かない」って素直に言えるのが逆に誠実だなと思いました。格好つけずに、今の気持ちをそのまま届けようとしている感じ。
「幸せって、そんなに遠くにあるわけじゃないよ、みんな。」
「夢を持っているみんな、それぞれ辛い瞬間があると思うけど、乗り越えて頑張ってほしい。」
この言葉たちが響くの、きれいごとじゃないから、なんだと思います。
野球という夢を失い、新しい夢に向かって動き出した経験がちゃんと背景にあるから。体験からにじみ出た言葉って、やっぱり違いますよね。
メンバーとの関係性について
スンミンはグループのメンバーシップについて、美化しすぎずに正直に話してくれています 。
「メンバーと一度もケンカをしたことがないとか、いつも仲がいい、と言えば嘘になるかもしれません。メンバーと向き合って過ごすことでもっとお互いを知ることができたし、相手を思いやる方法も学べた気がします。」
これ、ちょっとほっとしませんか。「いつも仲良し」じゃないって言えるのが、むしろ信頼できる。
摩擦があることを認めながら、それを経て深まった絆を話してくれるのが、スンミンらしいな、と感じました。
「今では、メンバーはなくてはならない、自分にとって深く支え合える存在なんです。」
性格も育ってきた環境も違う8人。時間をかけて関係を積み上げてきたからこそ出てくる言葉で、プロセスごと込めた信頼。その重みが言葉から伝わってくる気がします。
「줏대좌(ジュッテジャ)」と呼ばれる由来
スンミンのニックネームのひとつに「줏대좌(ジュッテジャ)」というものがあります 。
「줏대(ジュッテ)」は韓国語で「信念・一本筋の通った考え」を意味していて、「좌(ジャ)」は「〜の達人・マスター」みたいなニュアンス。
このニックネームの誕生エピソードがなかなかおもしろいんです。
あるファンに「そのサンドイッチ、美味しいですか?」と聞かれたときに、スンミンが返した一言がきっかけだと言われていて 。
「自分で食べて判断してみて。他人の言葉に振り回されないで。信念を持って、自分らしく人生を歩んでほしい。」
サンドイッチの感想を聞かれてそこから人生論に昇華させてしまう。普通こうはならないんですよね(笑)。
このエピソードがファンの間で広まって「スンミン=信念の人」というイメージがより強く定着したみたいです。
音楽に救われた記憶が、歌手という道をつくった
スンミンが歌手という道を選んだ背景には幼い頃の体験があります 。
「子供の頃、勉強へのストレスで辛い思いもしましたが、合間に歌を聴くことでたくさんの力をもらいました。音楽が僕を幸せにしてくれたように、僕も将来そんな歌手になって、たくさんの人の力になりたかったんです!」
「もらった」経験が「与えたい」という動機になっている。
この流れが、すごく自然でいいなと思うんですよね。押し付けじゃなくて、自分がそうしてもらったからという動機の根っこがある。
今の目標についてもこんな言葉を残しています。
「目標は常に僕が歌を愛する気持ちを忘れず、地道に正しくSTAYのそばで活動することです。」
「地道に正しく」。この言葉選び、すごく好きです。
派手な目標より、この4文字にスンミンの誠実さが全部詰まっている気がして。
自分自身と向き合うための視点
スンミンは繰り返し、「まず自分を知ること」の大切さを語っています 。
「まず自分がやりたいことを探して、それをした時に幸せなのかが一番大事だと思います。その理由を探して、自分自身を理解することが一番大切だと思います。」
やりたいことを探すことよりもそれをやったときに自分が幸せかどうかを確かめる、という順番が大事なんだよ、と言っているみたいで。
案外、ここを飛ばして突き進んでしまうことって多いよなと読みながらちょっと考え込みました。
他者からの評価への向き合い方については、こんな言葉があります。
「自分のことを知らない人に評価されても、気にならない。誰かの悪口を信じてしまう人は、結局その人のことをちゃんと知らない人なんだよ。」
これ、心が疲れているときに読むと、本当に助かる一言だと思います。
根拠のない批判や悪口って、自分のことをまともに知らない人から来ることが多い。それを「気にならない」と言い切れる強さと、その背景にある自己認識のしっかりさ。
信念の強さと温かさが共存しているのが、スンミンの言葉の一番の持ち味なんじゃないかなと感じています。
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