この記事を読めば韓国人YouTuber「CKOONY」がなぜ炎上したのか、そして京都の老舗和食店との間で何が起きているのか、かなり細かいところまでわかると思います。
正直、最初にニュースで見たときは「またよくある二重価格の話かな」くらいに思っていたんですけど、調べれば調べるほど「あ、これ思ってたより複雑だぞ」となった案件でした。
今回はできるだけ公式発表や複数メディアの報道をもとに私が調べて感じたことも交えつつまとめていきますね。
CKOONYの基本プロフィール
まずは今回の主役であるCKOONYの基本情報を表にまとめておきます。経歴や学歴については、正直なところ公開情報がかなり少なく、確定できない部分も多いです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| チャンネル名 | channel CKOONY(씨쿠니) |
| 開設時期 | 2010年3月ごろ |
| 登録者数 | 約67万人(2026年7月時点) |
| Ivan Choi | |
| 韓国メディア表記の本名 | チェ・スフン(최수훈)とされる報道あり |
| 活動内容 | 外国人との交流企画、食べ歩き、旅行、街頭インタビューなど |
| 拠点 | 米シカゴなど海外含むとの記述あり |
こうして表にしてみると登録者数はけっこう多いんですよね。
決して弱小チャンネルではなく韓国国内でもある程度の影響力を持つYouTuberだということがわかります。
炎上のきっかけになった動画って何だったの
まず時系列を整理するとたった数日で騒動が一気に膨らんでいった様子がよく見えてきます。ここでは発端の動画内容から追っていきますね。
2026年7月12日に公開された京都訪問動画
2026年7月12日、CKOONYが中国人の知人「On My Wei」さんと一緒に京都を訪れた様子を収めた動画を公開しました。
動画では複数の飲食店の前を通りながら「価格が高すぎる」「ぼったくりだ」といった発言を繰り返し、現金のみ対応の店に対しては「税金を逃れたいのだろう」と根拠のない推測まで口にしていたそうです。
うーん、これはちょっと最初から批判的なトーンで編集されていたんじゃないかなと個人的には感じました。
何軒も断られたのち、高瀬川沿いの和食店にようやく入店したのですが、そこで英語メニューを渡されたことに驚いた様子が映っています。
日本語メニューを求めたところ「日本語がわかりますか」と店員に確認され、その反応を「怪しい」と捉えたようです。
なぜここまで拡散したのか
韓国語のX投稿は1000万インプレッションを超え、文化日報やマネートゥデイ、ソウル新聞、中央日報といった韓国の主要メディアが相次いで報道しました。
SBSニュースも取り上げ、JTBCの番組制作陣まで取材を試みたとされています。ここまでくると、もう一介のYouTube動画というより、社会的な話題として扱われているレベルですよね。
ちょうど日本国内で姫路城の入場料や京都市バスの運賃といった「二重価格制」の議論がオーバーツーリズム対策として盛り上がっていた時期と重なったことも、拡散スピードを後押ししたのかなと思います。
タイミングってこういう炎上に関して本当に大事な要素だなと感じました。
二重価格は本当だったのか徹底検証
ここが今回の騒動でいちばん気になるポイントだと思います。「実際に外国人だけ高い値段を取っていたのか」という点を公式声明と各メディアの検証をもとに見ていきます。
名物メニュー「葱ゆず雑炊」の表記を比べてみる
検証の中心になったのが「葱ゆず雑炊」です。
日本語メニューでは1人前1450円(2人前から注文可能)、英語メニューでは2人前の合計として2900円と表示されていました。
1人あたりの単価はどちらも同じなんですよね。
CKOONY自身も7月16日の反論動画で「店側の前提に立てば計算は合う」と認めているようです。
個人的にはここで一気に「あ、単純な二重価格ではなさそう」という印象に変わりました。
掲載されている料理そのものが違っていた
とはいえ、同一料理の価格差が確認できなかったから「問題なし」で終わる話でもなさそうです。
日本語メニューには卵かけごはん(税込715円)やちりめん山椒ごはん(税込715円)など1000円未満の手頃な単品が並んでいる一方、英語メニューは近江牛ステーキやすき焼き、寿司といった高価格帯の商品が中心だったことが店側自身の説明でも認められています。
つまり同一料理の国籍別価格差は確認されていないものの、言語によってメニュー構成そのものが違っていたことは事実なんです。
これを二重価格と呼ぶかどうかは正直定義次第という気がしています。
消費者庁が景品表示法で使う「二重価格表示」は通常価格と割引価格の併記を指す用語で、今回のケースとは技術的には別の話らしいです。
ただ一般的な感覚としては「日本人と外国人で違う値段を取ること」を二重価格と呼ぶ人が多いのでそこで話がすれ違っているのかもしれないですね。
寿司3貫1980円の表記をめぐる食い違い
英語メニューにはマグロ寿司が税込1980円、写真には6貫が盛られていて「写真は2人分です」という注記があったとされています。
日本側の一部報道は「2人分を1人分と勘違いした」と説明しましたが、CKOONYは反論動画で「1980円は1人前3貫の単価で、6貫なら2人前で約3600円になる」と主張しています。
店側の公式声明と受けた被害
告発された側である「京町家ごはん高瀬川くりお」がどう対応したのか、そして実際にどんな被害を受けたのかを見ていきます。
「国籍による二重価格は一切行っていない」
店側は7月15日にInstagramで声明を発表し、「当店では国籍によって価格を変える二重価格は一切行っておりません」と冒頭で明言しました。
日本語版は京野菜や伝統野菜を使った料理、英語版は海外客に人気の和牛や寿司を中心に掲載していると説明したうえで、「同じ料理を日本人だけ安く、外国人だけ高く販売することは一切ありません」と否定しています。
築約120年の京町家を活かした空間で2005年創業という老舗店であることも押さえておきたいポイントです。
食べログ評価3.3前後、トリップアドバイザー3.9前後という、決して観光客向けの高級店ではない、地元にも愛される店だったようです。
Googleクチコミが荒らされた実害
動画公開後、韓国語を中心とした星1評価が大量に投稿され、店舗の総合評価が一時的に大きく下落しました。
来店した形跡が薄い短文レビューが目立ち、店側はGoogleクチコミへの返信で「虚偽のレビュー投稿が続く場合は法的措置を検討する」と警告しています。
これって本当に理不尽だなと思うんですよね。
動画の主張が正しいかどうかとは別に無関係に近い形で店が実害を被っているわけですから。
CKOONYの反論と「事件の核心は算数ではない」発言
7月16日、CKOONYは約15分の反論動画を公開しました。ここでの主張の変化がけっこう興味深いポイントです。
論点を「価格差」から「選択権」へ移した
CKOONYは日本側の報道が「1人前と2人前を間違えた勘違い」に問題をすり替えていると批判し、「1品の計算が合っていることと、外国人限定のメニューを先に提供した問題は別の争点だ」と主張しました。
外国人に日本語メニューの完全版を渡さなかったのはなぜか、安い料理があると案内しなかったのはなぜか、といった疑問を提起しています。
まあ、この論点自体には一定の合理性があるとは思うんですが当初の「完全な二重メニュー」「スキャム(詐欺)」といった強い表現からは、ずいぶんトーンが軟化した印象を受けました。
謝罪はしていない、店名部分は削除
CKOONYは元動画から店名が映っている部分と「スキャム(詐欺)」という表現を削除しましたが、「自分の主張が間違っていた」とは認めておらず、店舗への全面的な謝罪も行っていません。
動画自体も削除されず、110万回以上の再生回数を記録したまま公開が続いているとのことです。
法的措置メールの食い違いが気になる
正直、私が今回の騒動でいちばん引っかかったのはここです。他のニュース性の高い部分より、なぜかこの矛盾にすごく気になってしまいました。
CKOONY側「メールを受け取り2度返信した」
CKOONYは反論動画で、店側から法的措置を予告するメールを受け取り、2度にわたって返信したと説明しています。
返信では虚偽だとされる根拠を具体的に示すよう求めたが動画制作時点で回答は得られなかったと主張しているそうです。
店側「メールは一切届いていない」
店側は7月16日未明のInstagram返信で「相手方の住所を把握していないため内容証明郵便は送っていない。相手方からのメールも一切届いていない」と明確に否定しています。
……これ、どちらかが記憶違いをしているのかそれとも第三者が絡んでいるのか、ちょっとよくわからないです。
全く検証できていないので完全に憶測になりますが店名義を詐称した何者かが関与している可能性もゼロではないかもしれません。
とはいえ現時点で客観的な証拠は公開されていないので真相は確定できない状態だと思います。

過去にも指摘されていたチャンネルの傾向
炎上を語るうえで見過ごせないのがCKOONYチャンネルの普段の投稿傾向です。
ここは韓国のユーザー編集型サイトの記述に基づく情報なので、中立性が担保されたものではないという前提で読んでもらえたらと思います。
日本関連コンテンツの扱い方
同記述によるとCKOONYは「文化交流」を掲げる一方で、日本の歴史認識や嫌韓を批判するテーマの動画が比較的多いとされています。
また、日本に路上駐車が少ない理由を車庫証明制度によるものではなく「日本人が貧しいから」と説明していた場面が指摘されているようです。
これが事実であれば事実と異なる文脈で日本を否定的に描く傾向があると見られても仕方ないかもしれないですね。
韓国国内でも賛否がある存在
意外だったのがCKOONYが韓国国内で一様に支持されているわけではないという点です。
「クッポン(過度な愛国)チャンネル」と呼ばれることがあり、「日本の嫌韓を批判しながら自分も刺激的な表現を使うのは矛盾している」という批判の声も一部の視聴者から上がっているとの記述があります。
過去にはインタビュー対象者から「刺激的な編集」による精神的苦痛を理由に削除を求められ、最終的に肖像権侵害の申告で動画が削除された経緯もあるとされています。
ただ、こうした過去の傾向だけを根拠に「今回の動画もすべてデマだ」と断定するのは論理的ではなく、今回の主張は個別に検証する必要があるという点は忘れないようにしたいです。
日韓で反応がこんなに割れた理由
同じ出来事なのに日本と韓国でほぼ正反対の受け止め方がされたのも今回の特徴的なところです。
韓国側は「外国人差別の証拠」として拡散
韓国では動画が「日本の飲食店における外国人差別の証拠」として受け止められ、主要メディアも「外国人ぼったくり」「二重価格」のフレームで報道しました。
姫路城の入場料差別化など日本の観光地における外国人向け料金がすでに話題になっていた土壌もあり、既存の議論と結びついて拡散したとみられます。
日本側はメニュー検証から店への同情へ
日本のX上では動画内のメニュー映像を分析した検証投稿が次々と現れ、「同一の料理で比較していない」「1人前と2人前の表記を読み違えたのでは」という指摘が急速に広まりました。
その後、店側がデマによる口コミ荒らし被害を受けていることがわかると、店を擁護し応援する動きが加速したようです。
正直、こういう国民感情の対立に発展していくパターン、なんだか既視感があるなと思ってしまいました。よくある構図というか。
まとめ
今回調べてわかったことを整理しておきますね。
- 発端は2026年7月12日にCKOONYが公開した京都の和食店訪問動画で韓国語のX投稿が1000万インプレッション超え
- 名物メニューの単価は日本語版・英語版で一致していて、同一料理の国籍別価格差は確認されていない
- 言語によってメニューの掲載内容そのものが異なっていたことは店側も認める事実
- 店側は7月15日に公式声明で二重価格を全面否定、Googleクチコミ荒らしへの法的対応も表明
- CKOONYは反論動画で店名と「スキャム」表現を削除したが、全面的な謝罪はしていない
- 双方が主張する法的措置メールの有無について、内容が完全に食い違っている
- CKOONYチャンネルは過去にも日本関連コンテンツで批判的な傾向を指摘されていて、韓国国内でも賛否がある
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